共同不法行為 [きょうどうふほうこうい]
2名以上の者が共同で不法行為を行うことをいいます。不法行為とは、わざとあるいは不注意により他人の権利や利益を侵害する行為のことをいいます。
例えば、夫が妻ではない女性と不倫をした場合、夫と不倫相手の女性は、ともに妻の貞操権を侵害する行為をしているため、妻に対して共同不法行為をしたことになります。
共同不法行為をした当事者である夫と不倫相手の女性は、連帯して妻に生じた損害を賠償する義務を負います(妻の側からは、いずれに対しても全額の請求をすることができます。)。