間接強制 [かんせつきょうせい]
「~をしなければ、一日につき5万円を支払え」など、法律上果たすべき義務を果たさない場合に、一定の不利益を与えるという心理的な圧迫を与えることにより、義務者に義務を果たさせようとする制度のことをいいます。 間接強制については、(1)義務者のある一定の行為をすることが義務の目的となっている場合、と(2)義務者がある一定の行為をしないことが義務の目的となっている場合、に利用することができます。
(1)については、たとえば、子どもと面接交渉させてもらえなかった場合を挙げることができます。(2)の例としては、禁止されているにもかかわらず行われるストーカー等のつきまとい行為を挙げることができます。